「U6ひろば」の活動は自由学園と全国友の会が共催し、婦人之友社が協力しています。
3団体の創立者は、ジャーナリストであった羽仁吉一、もと子夫妻。
羽仁もと子は、日本初の女性新聞記者。子育てをしながら、よりよい社会を目指して家庭生活・教育のあり方について提案・実践。羽仁吉一と共に、『婦人之友』誌上を通じて社会に発信し、数多くの著作を残しています。
■自由学園(東京都東久留米市) 1921年~
幼稚園から大学部まで「生活即教育」の思想の下、キリスト教精神に基づいた一貫教育をしている。机上の学習に留まらず、友と協力して生徒が自治し責任を果たす学園生活など、体験を通じて総合的に学び、将来どの分野に進んでも必要な実力と人間としての土台を育む教育をしている。中等科以上は寮があり全国から入学可能。幼児生活団通信グループの会員も、全国各地、海外から参加している。
フランク・ロイド・ライト設計の自由学園明日館は創立当初の建物で、現在は国の重要文化財として一般に公開・利用されている。
■全国友の会 1930年~
月刊誌『婦人之友』の愛読者の集まりで、羽仁もと子を中心に生まれた団体。日本各地から海外まで、180の友の会があり、15,000人以上の会員がいる。
羽仁もと子の思想の下、健全な家庭を持ち、社会の進歩に役立ちたいと、年代を超えて学び、社会に働きかけている。
各地友の会では、乳幼児を持つ親の集まり、生活の合理化のための衣食住の工夫、家事家計講習会など、研究していることを周辺地域に紹介しつつ、ご参加の方々と学びあっている。また、東日本大震災の支援活動も、3団体の中心となって、継続的に実践している。
■婦人之友社 1903年~
羽仁夫妻の最初の事業として、『婦人之友』は創刊された。以来、よい読者がよい記者をつくり、よい記者がよい読者をつくることを出版の基本におき、読者と共に歩んでいる。
月刊誌『婦人之友』、若い家庭向けの季刊誌『かぞくのじかん』、中高年向け隔月刊誌『明日の友』を発行。『羽仁もと子著作集』、『羽仁もと子案家計簿』をはじめ、育児、衣食住などの実用書、教育、思想、教養書など、各家庭の進歩が社会をよくしていく力になるように、そのための出版活動を続けている。
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